事業内容

廃プラスチックを、ふたたびオイルへ。廃食油・バイオマスをバイオ燃料へ。私たちは、確かな“油化技術”で、循環型社会の創造を目指します。

廃プラスチック油化事業 -廃プラスチック油化装置(HiCOP方式)-
廃プラスチック油化事業 -HiCOP(ハイコップ)式油化装置-

廃プラスチック油化装置
『HiCOP-2000』

HiCOP(ハイコップ)方式とは、東大/北九州市立大学名誉教授である藤元薫教授の特許技術である“触媒による接触分解方式”のことです。 この技術で廃プラスチックを油化すると、廃プラから上質な炭化水素油(ガソリン分と灯軽油分の混合油)を生成することができます。
HiCOP方式の採用により、従来より生成油の品質が大幅に向上。また装置の連続運転も可能にし、事業化の最大の鍵となっていたメンテナンス作業の軽減により、ランニングコストも大幅に圧縮できました。
弊社はHiCOP方式の油化技術で、国内外における廃プラ油化の事業化と新しいリサイクル文化の普及を目指します。
新バイオディーゼル事業 -バイオディーゼル油化装置(HiBD方式)-

バイオディーゼル油化装置
『HiBD-β』

HiBD(ハイビーディー)方式とは、上記と同じく藤元薫教授の特許技術であり“触媒による動植物油脂の接触分解方式”のことです。この技術により、廃食油や油脂含有バイオマス(液体、固体を問わない動植物性の油脂)から高品質な炭化水素系バイオ燃料(ガソリン分と灯軽油分の混合油)を生成することができます。その第1号機として、ODA/世界開発援助であるSATREPS事業の『新バイオディーゼルの合成法の開発』を受託。タイのチュラロンコン大学へバイオディーゼル油化装置『HiBD-β』を納入しました。
従来のメタノールを使用する油化方法である『BDF(FAME法)』での生成油は脂肪酸メチルエステルであるのに対して、『HiBD』では一般的なガソリンや軽油と同じ炭化水素油になるため、エンジンの樹脂やゴム製部品の劣化がなく、熱影響による酸・スラッジの発生や品質劣化の心配もありません。そのため、BDFが軽油に対して5~10%程度しか混合できないのに比べ、HiBDなら100%バイオディーゼルでの使用も可能です。また初期投資やランニングコストの圧縮が可能なため、生成コストを抑えることができ、次世代のバイオ燃料事業の可能性を大きく広げています。
環境関連プラント事業

新型切粉乾燥機『TK-200』

北九州市立大学との共同研究により金属切粉に付着した切削油を高効率に乾燥させる技術を開発しました。(特許出願済)
その技術を活用し開発した新型切粉乾燥機『TK-200』は、従来の乾燥方法と比較し、付着した油の乾燥性能が飛躍的に向上。そのため、乾燥後に切粉を溶解炉に投入しても粉じんや煙が発生せず、発火もないため、安全性、環境性においても既存の製品と比較し、大きく進歩した装置となっています。
RE:OIL活動
『廃プラスチックを、ふたたびオイルへ』(HiCOP研究所)
『廃食油・バイオマスを良質のバイオ燃料へ』(HiBD研究所)
一般社団法人HiCOP研究所/HiBD研究所が提唱している、新しいリサイクル文化の普及を目指すRE:OIL(リオイル)活動。
捨てられるゴミの有効活用、資源の循環化を促進し、更には事業的・経済的にも自立し永続できる循環型社会の創造へ向けた取り組みで、弊社も賛同しています。

廃プラスチックの油化とは?

ご存知のとおりプラスチックは石油を原料としています。
「廃プラスチックの油化」とは、廃プラスチックに化学的な処理を加えることで、原料である油に戻す「ケミカルリサイクル」と呼ばれるリサイクルのことです。
1970年代に始まった日本の廃プラスチック油化は、先駆者たちの絶え間ない努力と共に進化してきました。しかし、国内の廃プラスチックのリサイクル率は80%にまで達しているものの、再生プラスチックとして再利用される「マテリアルリサイクル」(22%)を除けば、大半は「サーマルリサイクル」(53%)と呼ばれる焼却時の熱源利用が目的のもので、廃棄物発電、熱利用焼却、固形燃料に加工されそのまま焼却される一度だけのリサイクルであり、油化などの「ケミカルリサイクル」はわずか3%です。

異なる種類の様々なプラスチックが混じった一般家庭から出るプラスチックゴミのリサイクルは難しく、技術的、事業採算性の観点からこれまでずっと敬遠されてきました。
ですが触媒方式を採用したHiCOP式油化装置では、投入した廃プラに対し、生成油の収率が80%以上の新技術で、かつ安全性も高く、生まれる油の品質も飛躍的に向上しました。
より良い循環型社会を創造するこれからの廃プラの油化システムとして、自信を持ってお勧めします。

油化によるリサイクルの可能性

プラスチックの油化の可能性は、新技術「HiCOP方式」とともに新しいステージを迎えようとしています。
リサイクルされず廃棄されるプラスチックは、年間212万トン。仮にこれがすべて油化された場合、約212万キロリットル(HiCOP方式は廃プラの投入重量の80%が油となり、その生成油の比重を0.8として試算)の油となり、これは日本の原油消費量の約3日分に相当します。(外務省「BP世界エネルギー統計2013」参考)
またサーマルリサイクルされる廃プラの量は年間約496万トンです。((一社)プラスチック循環利用協会参照)
循環型社会の創造のために、弊社では少しでもマテリアルリサイクルする量を増やしていけるように今後も研究を進めてまいります。

使用済の廃プラスチックを、そのまま油に戻して再利用する。
循環型社会の創造を“油化”を通じて目指すこと。

それが「環境エネルギー株式会社」が目指す新しい油化の姿です。

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