事業内容

廃プラスチックを、ふたたびオイルへ。廃食油・バイオマスをバイオ燃料へ。私たちは、確かな“油化技術”で、循環型社会の創造を目指します。

廃プラスチック油化事業 -廃プラスチック油化装置(HiCOP方式)-
廃プラスチック油化事業 -HiCOP(ハイコップ)式油化装置-

廃プラスチック油化装置
『HiCOP-2000』

HiCOP(ハイコップ)技術とは、東大/北九州市立大学名誉教授であり、HiBD研究所の藤元所長の特許技術である“触媒による接触分解方式”のことです。 触媒を使用して廃プラスチックを油化すると、従来の熱分解方式と比較し、低温で早く分解するため、ワックスの少ない高品質な炭化水素油 (ガソリン、ナフサ、灯油、軽油分の混合油)を生成することができます。
また廃プラスチックの連続投入が可能であるため装置の稼働率も上がり、ワックスによる配管の閉塞もないためメンテナンス作業も大幅に軽減、 ランニングコストも圧縮することができました。
弊社はこの触媒による油化技術( HiCOP方式)で、国内外における廃プラ油化の事業化と新しいリサイクル文化の普及を目指します。
RE:OIL活動
『廃プラスチックを、ふたたびオイルへ』(HiCOP研究所)
『廃食油・バイオマスを良質のバイオ燃料へ』(HiBD研究所)
一般社団法人HiCOP研究所/HiBD研究所が提唱している、新しいリサイクル文化の普及を目指すRE:OIL(リオイル)活動。
捨てられるゴミの有効活用、資源の循環化を促進し、更には事業的・経済的にも自立し永続できる循環型社会の創造へ向けた取り組みで、弊社も賛同しています。

廃プラスチックの油化とは?

ご存知のとおりプラスチックは石油を原料としています。
「廃プラスチックの油化」とは、廃プラスチックに化学的な処理を加えることで、原料である油に戻す「ケミカルリサイクル」と呼ばれるリサイクルのことです。
1970年代に始まった日本の廃プラスチック油化は、先駆者たちの絶え間ない努力と共に進化してきました。しかし、国内の廃プラスチックのリサイクル率は80%にまで達しているものの、再生プラスチックとして再利用される「マテリアルリサイクル」(22%)を除けば、大半は「サーマルリサイクル」(53%)と呼ばれる焼却時の熱源利用が目的のもので、廃棄物発電、熱利用焼却、固形燃料に加工されそのまま焼却される一度だけのリサイクルであり、油化などの「ケミカルリサイクル」はわずか3%です。

異なる種類の様々なプラスチックが混じった一般家庭から出るプラスチックゴミのリサイクルは難しく、技術的、事業採算性の観点からこれまでずっと敬遠されてきました。
ですが触媒方式を採用したHiCOP式油化装置では、投入した廃プラに対し、生成油の収率が80%以上の新技術で、かつ安全性も高く、生まれる油の品質も飛躍的に向上しました。
より良い循環型社会を創造するこれからの廃プラの油化システムとして、自信を持ってお勧めします。

油化によるリサイクルの可能性

プラスチックの油化の可能性は、新技術「HiCOP方式」とともに新しいステージを迎えようとしています。
リサイクルされず廃棄されるプラスチックは、年間212万トン。仮にこれがすべて油化された場合、約212万キロリットル(HiCOP方式は廃プラの投入重量の80%が油となり、その生成油の比重を0.8として試算)の油となり、これは日本の原油消費量の約3日分に相当します。(外務省「BP世界エネルギー統計2013」参考)
またサーマルリサイクルされる廃プラの量は年間約496万トンです。((一社)プラスチック循環利用協会参照)
循環型社会の創造のために、弊社では少しでもマテリアルリサイクルする量を増やしていけるように今後も研究を進めてまいります。

使用済の廃プラスチックを、そのまま油に戻して再利用する。
循環型社会の創造を“油化”を通じて目指すこと。

それが「環境エネルギー株式会社」が目指す新しい油化の姿です。

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